《MUMEI》

ドドドドドワーワーッ!!!!!!!!!



「最強鉄壁ッ!!!!!」



ドドドドドワーワーッ!!!!!!!!!



「ディフェンスディフェンス!!」



ドドドドドワーワーッ!!!!!!!!!



「ディフェンスディフェンス!!」



ドドドドドワーワーッ!!!!!!!!!














……………















「お〜お〜さすが!!
すげ〜応援だなこりゃ。」



開戦と同時になり響く大声援。



「秀皇はベンチ入れない部員も多いから応援に力が入るんだよね〜。」



クロが呟く。



「こっちも負けてらんないっすね!!」



赤高もベンチに沖がいる分、


盛り上げ状態は整っている。



「もち!!じゃ〜行こうか沖。」



「え!?」



クロは立ち上がり、


観客席の赤高応援陣の方へと顔を向ける。



「ついてこいよぉッ!!!!!!」



「「「「「お〜ッ!!!!!!!!!!!」」」」」



観客席も乗っかる。


応援何てカッコ悪い…


高校生にありがちな思考も、


この会場内ではあり得なかった。



「エッ!!」



パンッ!!



「ヤッ!!」



パンッ!!



「オッ!!」



パンパンパンッ!!!!!



「エッ!!」



パンッ!!



「ヤッ!!」



パンッ!!



「オッ!!」



パンパンパンッ!!!!!!



掛け声と手拍子で単純なリズムを刻むクロ。


その単純な応援とリズムは覚えやすく耳に残り、


クロからベンチ。


そして観客席へと伝染し、


突如として一体感が生まれた。



「エッ!!」



パンッ!!



「クロさん!!」



パンッ!!



「何佑香ちゃん!!」



パンッ!!



「これって練習の時の掛け声じゃ!?」



パンパンパンッ!!!!!!



「楽しければ何でもあり!!
応援で細かいこと気にしちゃダメだよ!!」



パンッ!!



「そうですね!!」



パンッ!!



「さぁ行けやお前らぁッ!!!」



パンパンパンッ!!!!!!

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