《MUMEI》
龍寡 帝弩10−1
28世紀、日本には独立都市と呼ばれる特殊な大都市が幾つもあり
その独立都市で一番初めに出来たのが宮城県にある天雷風山市だ。そして全ての独立都市はサイエンスプロダクトコーポレーション『S・P・C』と言うこの時代で一番経済力を持っていた会社が他社の支援も得ずに作っていた。

「はぁ〜あー、学校早く終わったのは嬉しいけど、すること無くて暇だなぁ〜、今日SPの仕事も休みだしな、誰もいないだろうから行ったって詰まんないし、はぁ〜本当にすることねぇ」
俺は原丘 金慈、今最高に暇な時を過ごしていた。
「よしこういう時はやっぱあそこか?」
あそこというのはこの天雷風山市にある巨大娯楽区アニメゲームランド通称アニゲランドである
そして金慈は暗くなるまで遊んだ。
「今、何時だ?げっ、九時半かよ」そう金慈はここに来るといつも時間を忘れてしまう。
だが夜の九時半でも巨大な高層ビルが建ち並ぶ天雷風山市は夕方のような明るさだ。
「飯どうすっかなぁ〜」
そんなことを考えていると、
ビルとビルの間の路地裏から走って逃げるようにするやつらがいた。
大学生ぐらいだろうか?
金慈は慌ててSPのバッチを胸に着ける。
「よし」金慈は狭い路地裏の奥へ奥へと進み変な汗を掻きながら最深部へと到達した。
「これは!!」そこには何人もの人が地面に転がっていた。どうやらさっき逃げってったやつらの仲間らしいが全滅していて、息があるかも分からない。
そこに一人だけ立つ者(少年)が居た。
「おい、お前ここでいったい何があったんだ?俺はSPの原丘だ状況を説明しろ。」
「… なんだお前?お前が知る必要はない」
少年は冷たく言った。
「いやあるね。俺はSPだから、それにそこらにいるやつもしかしてしんでるんじゃ…」
大学生ぐらいの奴らは血まみれで、ピクリとも動かない
「そんなこと俺の知った事じゃない」
「お前が殺ったのか?」
「だとしたら?」
「殺人及び暴力罪で逮捕する。」
「やめておけ・・・お前は俺を捕まえられない」
「なんで言い切れる?」

  (最強の超能力者)
 「俺が能力者″だから」

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