《MUMEI》
龍寡 帝弩10−2
「お前の能力は知らないが絶対に捕まえてみせる。」
「そうか...だがお前が自分の能力を物体温度変化と思っているんじゃ捕まえられない」
「???!。言ってる意味がよく解らないが捕まえてやる」金慈は能力を使い周囲の気温を100度まであげる。
「ふっ、だけどな無理なものは無理だ『気温通常化筋肉膠着能力禁止』」そいつは命令するように言う。
(あれっ?周囲の気温が元に...身体が動かないし、くっ苦しい)
「こういうことだ理解したか?『筋肉通常化』」
金慈はようやく呼吸をした。息は荒い
「はぁはぁはぁくっ、もしかして今みたいにここに転がってるやつらも...一度死んだら生きかえらないんだぞっ!!」
「生き返るさ、俺にそんな常識通用しない」そいつは当たり前の如く言う。
そして金慈はありえない光景をまのあたりにした。
人が生き返ったのだ。血まみれで死んでいるかもしれない人が...
傷一つ無く...
「おっ俺らは確か...」
「命拾いしたな、もうお前らの能力は消してある。おとなしくこの街から出て行け政府の犬が」
「ひっ」
間の抜けた声を聞かすやつらは慌ててにげてった。
「政府の犬ってどういう事だ?」
「お前は首を突っ込まないほうがいい。じゃないとあいつらに狙われる対象になるぞ」
そういってそいつは消えようとした。
「お前は何者だ?」
「S」
「消えた?」

<次の日 SP支部>

「嘘だな、そんな能力者聞いたこと無い、多重能力者事態はもともと持っていたとか、超能力の覚醒を行うときにまれに付くやつが居るらしいが...大体そいつ幾つの能力使えたんだ?俺の知る限りでは最高でもこの都市には3つの能力を持っているやつしかいないはずだ」
「・・・3つ以上の能力を使ってたんだけどな。なんかさぁそいつ俺が使った能力を『気温通常化筋肉膠着能力禁止』とかいって能力使えなくっされてさぁ危うく殺されるとこだったよ」
「!?...でもあれは都市伝説。そいつなんかいってたか?」
「えっ?あぁ〜俺がお前何者だって聞いたときにぃ〜Sとかいってたような〜」
「S・・・わかった金慈調べておくから明日、先生には遅れるっていっといてくれ」
「OK♪」

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