《MUMEI》 超能力犯罪者2ー2「惟、どうする?ここには私たち以外の超能力者はいなさそうだし。」 「どうするって?決まってんじゃん。捕まえる。」 「だよね。あの強盗さん達、超能力犯罪者っぽいし。」 惟の手がバチバチと音を出し始めた。暁 惟の神の手ともう一つの超能力、雷・電撃操作 別名 エレクトロコントロール 「行くよ。」 惟の言葉に葵李は頷く。 惟はバチバチと音を立てている手を鉄砲のようにし、人差し指の先を男達の方に向けた。「バン」 惟が言うと、人差し指の先から雷の弾丸が飛び出して男達が持っているお金を入れた大きなカバンの肩掛けショルダーに寸分の狂いも無く当たり、肩掛けショルダーを雷の弾丸が焼き切った。 惟は無言でまた雷の弾丸を男達の横に放つ。 「くそ。」 「電磁波。・・・バン」 五人のうち四人が倒れる。 しかし、一人はそばにあった車に乗って逃走した。 「葵李はテレパシーでSP(サイキックポリスの略称、超能力警察のこと)に連絡してて。」 「分かった。」 惟はエアーボードに乗って逃走した男を追った。 「(前に前に、ここを右{エアーボードは心のなかで思った通りに動く}上へ)いた!!よし、」惟は走る車に右手の人差し指の先を向ける。 「いっけー。」 惟の人差し指の先から電磁砲が物凄いスピードで逃走車の前の地面に当たり、道が崩れた。 車から男が出て来て惟を睨みつける。そして、右手の平を惟に向けた。突然、なんの前触れもなく炎の玉が放出された。 惟は右手を突き出した。そして、その手に当たった炎の玉は跡形もなく消滅した。(惟が雷を使えるのは神の手は消えろと思って触れた超能力や衝撃を消滅させるものだから。) 「な、なんだその手は?」 「私の神の手は誰にも破れない!!」 「くそ。」 「終わりよ!!くらえ電磁波!!」 電磁波は男を直撃して男を気絶させた。 数分後SPが到着し事件は解決した。 次の日、この事件は新聞の一面を飾りSランクゴッドハンダー、暁 惟の名は大空市にとどろいた。 前へ |次へ |
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