《MUMEI》

教室に戻ると織ちゃんが囲まれてた。

織ちゃんが超大金持ちでズレてるところは皆知ってるから、別にそうも冷たい目で見ない。一部のギャルを除いてはだと思うが。

『あっかなちゃーん!皆が似合ってるって!よかった〜』

『うん!織姫可愛いっっまさに織姫!!』

クラスの織ちゃんと仲がいい宮前さんが織ちゃんに微笑みながら言う。

織ちゃんは、クラスの皆から織姫って呼ばれてる。多分見た目からしてだと思うけど、気づいたら呼ばれてたみたいな・・でも、織ちゃんは気に入ってるみたいだからよしとしよう。

「そっか。よかったね」

そんな感じで放課になり、皆で囲んで会話をしていると、3人の織ちゃんを好いてないギャルが皆を押しのけて織ちゃんの前に立つ。

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