《MUMEI》 やっとのことで着いた織ちゃん家。 やっぱいつ見てもドデカイ織ちゃん家。 多分東●ドームが4個か5個ぐらいはいりそうな家だ。 ベルを鳴らすと出てきた黒いスーツの人。 じろじろみられて、いかつかった顔がいきなり笑顔になって、門を開けられた。 『駿河 彼方様。どうぞ。お入りください。お嬢様は奥の温室にいらっしゃいます。』 そう微笑まれた。 だから軽くお辞儀して家の中へ入った。 ところで・・・・奥って・・・・・・ どこまで続いてんの?! 長いっっっ!!!! 温室どこー!!!! 織ちゃんカモーン! とか、アホな事を考えながら走った。 必死に探して温室にたどり着いた。 「ここ・・・・か」 扉を開けた。 そこは、夢の世界のような空間で、花が祝福してくれているような・・・なんか、暖かい気持ちになれる。そんなすばらしい場所だった。 その中に一人、真っ赤なドレスをきた織ちゃんがいた。 「織ちゃん・・・・・・」 前へ |次へ |
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