《MUMEI》

『私達は、ずっとこ
うする日を待ってい
たんですよ、麻木先
生。二年前の入学式
で、貴方を見付けて
からずっとね…』


『…え?入学式って
…そんな』


『うん、入学式のあ
の日、センセに俺達
は一目惚れしたんだ
よ…だって理想が服
来て歩いてたんだか
らさ。』


…何をいってるんだ
?この父子は…

『一目惚れって…俺
は男で……』

呆然として、二人を
見詰める俺のシャツ
の前を開けながら、
更に言葉を続ける相
模原父。


『私達は、男性にし
か興味が無いんです
よ。それも、貴方の
様な普通の男性が良
いんです。』

剛史が、相模原父の
言葉に頷きながら、
開けた胸に厭らしく
掌を滑らせる。

媚薬のせいなのか、
過敏になった肌に掌
が滑る度に、ピクンと
跳ねる。

『そうそう、親父と
俺の趣味は一緒だか
ら、入学式の晩二人
で夜遅くまで先生の
話で盛り上がっちゃ
ってさ〜。どうやっ
て手に入れるか?っ
てね。』

『はっ…んんっ』

相模原父が、右胸の
突起を摩りながら、
右耳に、息を吹き掛
け舌を這わせる。


『ええ、剛史が卒業
するまでには、手に
入れるつもりでした
。だから、二年にな
って、貴方が担任に
決まった時、これは
チャンスだと思いま
した。』

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