《MUMEI》
お正月ですよ
「「あけましておめでとうございます」」


二人向かい合わせで一礼。
先に頭を上げたのは裕斗だった。
「腹減った〜!もう食べちゃうねっ?」
いや、頭を上げたんじゃなくしゃがみ込んだ裕斗。俺のデニムに手をかけズルズルと引き下ろしだした。
「も〜う!裕斗はしょうがないなあ、ほら、ア〜ンして?」

「ア〜ン」


まだ萎えたままの息子を掴み、ア〜ンと口を開けて待つ裕斗の口に挿入。


瞬間ねっとりとした口内に敏感に反応した息子は痛い位ガチガチになった。





「ンあぁ、ンン、ヒァあ、ァア〜ッ!」

「どんな風に気持ち良い?どう?言って?」

「くびれキモチイイ〜ッ!アア〜ッ!そこおッ!もっと擦ってえ〜ッ!」

裕斗は髪を振り乱し、腰を振りまくって感じまくり。

俺は裕斗の脇腹を掴みながらバックで攻めたてる。

「これが好きなのか!くびれが好きなのか淫乱ッ!」

「アアッ!好き!くびれが好きッ!秀幸のオチンチ〇大好きいッ!ァア〜ッ!壊してえ〜〜ッ!淫乱な穴くびれでめちゃめちゃにして〜ッッ!!」




「こ〜わ〜し〜て〜や〜る〜ッッ!!」






――――はあはあ。

こっちが壊れます…。


ガクガクする腰を我慢しつつ俺はベッドヘッドに寄りかかりながら、余裕こいてるふりして煙草に火を燈す。
裕斗はうっとりした顔で俺を見上げている。

「今日の秀幸かっこよかった」

「何だよ今日のって、俺はいつでもかっこい〜んだよ」

「もう俺、秀幸の情熱にメロメロだよ、…はあ…気持ちよかった」

裕斗は俺の脇腹を指でコチョリながら更にうっとりして。


「今年も仲良くしような」


そう言いながら俺は裕斗にキスを落とした。


…屈んだ瞬間、腰がガクガク笑っていたがそれは悟られない様、クールに、自然に…。



――――イベントセックスの日はスッポンでも食おう。






裕斗は枕の下から携帯を掴み、弄りだした。
「あけおめメールか?」
ズリズリとずり落ちながら俺は裕斗の隣に体を沈める。

「うん、姫始め一番乗り、惇に自慢するの」

「…、まさか裕斗、その為に俺のパンツ下げたのか?」







「テヘッ♪うんッ!

o(≧∀≦)o」



「…………、
( ̄▽ ̄;)」





「加藤君はな…」


「うん、よし、送るぞ」


「喪中だからあけおめメールは送っちゃいけねーんだからな」


「……」


「…中止しろ馬鹿」






End

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