《MUMEI》
不死身です。1ー4
「くっくそぉー、私を倒したことを後悔するがいい」
「ほんとアニメとかででてきそうな捨てゼリフだな。どうせあとからお前のボスか何かが俺のこと狙いに来るんだろ」
「そうやって調子こいでればいい」フレノツは跡形も無く消え去った。

ちょっとした音にも敏感な俺は朝、小鳥のさえずりだけで目が覚める。
家はあの変なやつらを倒したあと、魔法少女の能力(チカラ)で綺麗さっぱりもとの姿に戻せた。
そして俺は二人分の飯を作り家を出る。
やはり小鳥のさえずりで起きるからして必然的に家を出る時間がいつも早い。
だからいつも俺は学校にくるのが一番乗りなのだ学校に着いてから人が来るまでただボケっとしてるのがつまらないからPSPをして遊んでいる。
これはもう、入学した時からの毎日の日課だ。
「あ〜何攻略するかな〜…。ああそうだ日谷が言ってたあのゲームやってみっかな、買ったはいいものの一回もプレイしてないからな」
静まりかえった教室でゲームの音だけが鳴り響く
「うーっすナッキー、おはよう今日は何のゲームしてたの?」
「おう、お前が前に言ってたあのRPGをやってたんだけど、お前はクリアしたのか?」
「うーん、半分くらいかな。装備は強くしてあるんだけどストーリーやんのめんどくさくてさ。よかったら今、協力してやろうか?」
「いやいい、これくらいなら全然余裕だから」
「どれ、どこまで進んだのかな?あっそれ俺が最初に苦戦したBOSSだ。ってはやっ?!」
「こんなやつに苦戦したのか?」
「いやっ確かにこいつは初BOSSのくせに強かったはずだ。もしやナッキー、イージーで始めた?」
「いや、EXハードだけど…」
「いいいいいEXハードぉ?なんですかその未知のレベルは?!」
「えっ、説明書に書いてあったじゃんゲームを新規で始めるときにゲームレベル設定画面が表示される前に△×△□△○のコマンドを押すとEXハードの選択が可能となりますって。うん、ちょうどいい難しさだ」
「EXハードがちょうどいい難しさだなんて、流石は一時期『瞬速のゲーム攻略神マルス』と呼ばれていただけはある…」
「そういえばそんな肩書きもあったっけなぁ〜」
教室にはいつの間にか人が集まっていた。
風倉の一日は始まる。

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