《MUMEI》

turururu…tururu…



ピッ!!



「もしも」



『あ〜翔太?』



(聞けよ…)



「ちわっす…
久しぶりっすね。」



『久しぶり。
元気してたか?』



「まずまずっす。」



『ふ〜ん…
まぁそう言うと思ったよ。』



(何だそりゃ…)



「で?何か用があったんじゃ…」



『あ〜、そうそう。
ちょっと聞きたいことがあって。』



(聞きたいこと…?)



「…何すか?」



『お前最近クロと連絡取ってる?』



「えっ…いや…


卒業式で話して以来全く…


確か今専門通ってるんじゃ…?」



『そ〜なんだけどよッ!!』



(何…
急に熱くなってんだこの人…)



『俺の高校ん時のクラスの奴が見たって言ってんだよ!!』



「…別に、いんじゃないすか?」



『ただ見ただけならな!!』



「…どゆことすか?」



『あいつ社会人リーグの試合会場に居たんだよ!!


しかも!!


ちゃんとユニフォーム着てたらしい!!』



「なっ…!?えッ!?」



(クロさんがッ!?)

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫