《MUMEI》 「…」 「…」 しばらくの間、2人は黙って外を眺めていた。 「このソウの時間、何倍?」 沈黙を先に破ったのは山男だ。 「んー。5倍位かなぁ?」 「20分は入っていたから…4、5分は経ってるな…ダイちゃん上手く誤魔化せよ?」 そこまで言うと、山男は立ち上がって伸びをする。 「それから、フェル界に戻るまで、実際の時間で30分はあるから、ちゃんと練習行け。」 そう言い残し、善彦の返事も、ソウの解除も待たずに教室を出ていってしまった。 前へ |次へ |
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