《MUMEI》

「おれ、武の事…嫌いになったワケじゃないから…」
「…分かってるよ」

不機嫌ってワケではないけど、なんだか寸止めされたカンジで、頭も…下半身も…モヤモヤしていた。

「ねぇ、しよっか///」
「えっ…」

そんな俺の気持ちを察してなのか、ギュッと俺の腕に抱きついてきて甘い言葉を俺にかけてきてくれた。

「…でもそのさ…エッチなホテルとかじゃないトコで///」
「…いいのか?」
「うん///」

可愛いくて健気なかなたのそんな様子を見るだけで、胸がキュンとしてしまう。

でも、そんなかなたに甘えていいんだろうかと…自問自答をしながら、かなたの小さな手を握った。

「たけし///」

突然、ギュッと俺にかなたが抱きついてきた。

「ぉ…わぁぁ///」

温かい感触と可愛い声と天使のようなその優しさに…間にデカいクマのぬいぐるみがあったが、そんなの関係無く抱きつかれた瞬間、理性が一気に吹っ飛んでしまった。



日も落ちて辺りも暗くなってきた道をかなたの手を引きながら進むと、その目の前にほぼ林と言っていいくらいの公園があった。

そこにかなたの腕を引っ張って連れ込むと、木に押しつけて強引にその唇を奪って、その細い身体を撫で回した。

= = = = = = = = = = = = = = = =

「ん…ぁ…///」

相手の大きな手が自分の身体に触れてくる度に気持ちいいのとくすぐったいので身体がゾクゾクする。

「やめ…てっ…ぅあ///」
「やめねぇ…」

荒々しくキスしてくると俺の服の中まで乱暴に手を突っ込んできて、その逞しい手であそこをめちゃめちゃに撫でてきて、それが乱暴だったけど凄い気持ち良くって……。

「たけし///// ぅぁ……下… びちょびちょになっちゃ…った…//」

武のせいで…漏らしちゃった。

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