《MUMEI》

梅雨明けのある日
「はぁ疲れた」
「どうしたんだよナッキーがため息を吐くなんて珍しいな」
「まあな〜(まさか朝起きて一階に行ったら奈々美が着替えてるのを目撃してしまって近くにあった包丁で心臓刺されて多分死んでましたなんて言えないもんな。しかもまず第一にこいつは奈々美のこと知らないし)」
「(なにで悩んでるかはわかんないけどまぁここは何かで気を紛らわせてやっか)なぁナッキー」
「んっ?」
「今日、食堂で新メニュー出るんだってさ。だから一緒に食べてみようぜ2種類あるらしいから」
「どういうのかはわかんないのか?」
「うん、昼までのお楽しみらしいよ」
あれから1ヶ月経つ、新手が俺を狙いに来るまでそろそろだと思って準備しているわけなのだがなかなかこないものだ。やっぱりそんなものなのだろうか?とそう思っていた。学校帰り、狭い住宅街を一人歩いている風倉。
「今日の飯は何にすっかな〜んっ?!」
風倉は立ち止まる。なぜなら30m先に何やら怪しげな服装をした少女が居たからだ。少女の腰にはとっても物騒なものが付いている。
「(あっあれはどう見てもイベント発生率100%、ここ一本道だから大通りまで戻ってから帰ると遅くなるし…よし、ここは一気に駆け抜ける!!)」
風倉は何のイベントも無く通り過ぎようとした。
「(いいぞ、このまま家までっ!!)」
「あのっ」少女は少し大きな声で言った。
「(ここは聞こえなかったことにして無視だ)」
「あのっ!すいません」
「(どうする?ここで逃げたら家まで着いて来てあの時みたいに家が破壊される危険性大)はっはい?(口が…返答してしまった。)」
「あのっ風倉 菜樹という方ご存知ないでしょうか?お宅はこの辺だと思うのですが」
「(この子なかなか、可愛いな)
えっああ俺が菜樹だけど?(やばっ見惚れてたら勝手に…)」
「左様でございましたか、ならば隠密に死んでもらいます。」
「いや隠密の使い方おかしいでしょってかやっぱこの展開ですかい」
少女は両腰に装備している物騒な刀を抜き言った。
「心配しないで下さい痛くないように一撃で終わらせますから」
「ダメダメダメダメ俺、死なないから絶対にゃ〜」
風倉の体が三つ、四つに分かれ周辺に血が飛び散る。
「不死身ではないじゃないですか。この様な人間にフレノツは?」
少女は背を向き去ろうとした。

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