《MUMEI》

その日の晩、星羅と付き人である、 零亜(レイア)は繁華街へ出かけた。

「久しぶりだね星羅。ねえどこに行ってたの?」
        「いろんなとこに行ってた・・・それよりこっちの世界にも厄介な人達が入ってきたじゃない?気配が強くなってきてるわ。それにいろんな人が言ってる『背の高い男』って・・・」

「そうだよ・・・あいつ・・・狼の零(ゼロ)だよ・・・人間になりすまして星羅を狙っているだ・・・そして星羅と同じクラスの香山美希を連れ去ったのは零かも知れない・・・星羅を引き寄せるために。」

「でも一つだけおかしい事があるの」

「え?何が?」

「うちのクラスの野田雅也も同じ目にあってるはず・・・私が気配に気付いて一瞬私のだけ記憶を消したから。けど香山の時は違うくなんの気配が感じなかった・・・」

「でも確実に狼族は星羅に近付こうしてるたしかだね」

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