《MUMEI》

剛史が満足そうに笑
い耳元へ囁く。

『ゴチソーさま、セ
〜ンセ!うまかった
よ、チュッ!』

そのまま、耳たぶに
啄む様なキスを仕掛
け、ツンと尖らせた
熱い舌先を耳穴に這
わせる。


『うわわっ…んはっ
…あっっ…』

耳からダイレクトに
伝わる舌先の這い回
る感触に肩が跳ねる


『もう、どこもかし
こも性感帯になっち
ゃって…』


…剛史の言う通りだ
った、躯全体が熱を
帯びて疼き、僅かに
触れられただけで、
そこからマグマが噴
出しそうな位だった

特に、あの小瓶の薬
を塗られた場所は…
触れる指先を待ち侘
びる様に焦れてズク
ズクと疼き出してい
た…

痛い位に勃った胸の
突起も、さっき盛大
に逝ったばかりの肉
棒も、腹に着くほど
に回復し淫液を溢れ
させている。

秘穴などは、剛史の
指が抜け出たせいで
物足りなさにヒクヒ
クと蠢き収縮を繰り
返していた。


…もっと触って欲し
い…モノタリナイ…

ボンヤリ霞む頭に浮
かんだ言葉を慌てて
消し去る様に、首を
左右に振った。


…冗談じゃない、こ
のホモ父子の思惑に
堕ちてたまるか!…

最後の気力を振り絞
り、二人をきつく睨
んだ。

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