《MUMEI》 ……………………………… 翌日。 昼休み。2-E教室。 ……………………………… 「関谷ぁ。」 「あん?」 クラスメートに呼ばれ振り返る関谷。 「客。」 「はぁ?」 不機嫌な返事をし、 教室入り口を見る関谷。 (峰田と…誰だあいつら?) 入り口に向かう関谷。 手にはレモンティー。 「よッ!!」 峰田の挨拶は軽かった。 「…何?」 明らかに目付きが悪かった。 「いや実はさ〜」 いきなり峰田が本題に入ろうとするも、 「誰?」 単語単語の関谷の質問はそれを無視する。 「お前が噂の関谷か!!」 空気を読まずテンションが高いのはユキヒロ。 後ろには椎名と千秋。 そう。 彼らは早速勧誘に来たのだ。 「っ…せ〜よッ!!!!!」 「………え?」 関谷は突然大声を挙げた。 ユキヒロたちは訳もわからず動揺。 (どゆこと…?) 前へ |次へ |
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