《MUMEI》 「おばちゃん!!コーヒー牛乳ッ!!」 購買。 宣言通りコーヒー牛乳を買いに来た椎名の姿があった。 「今日はやけに元気いいね。」 「あ〜!!すげぇムカつく奴いたからさッ!!」 コーヒー牛乳を買い、 購買のおばちゃんと軽い世間話をする椎名。 「あらいらっしゃい。」 おばちゃんが話を遮り言った。 「ん〜?」 まだイラつきが収まり切らない椎名。 背後から来た別の客の方に視線を向ける。 「……あ?」 後ろに居たのは、 「あ…ち…ちっす…」 猪狩だった。 「…」 「…」 明らかに見下した目をする猪狩に、 椎名はただ怯えていた。 「こら!! いじめるんじゃないよ!!」 状況を察し口を挟むおばちゃん。 「いじめてね〜だろ。」 呟く猪狩。 (いや…いじめ何てかわいいもんじゃないすよ…) 椎名は何も言えない。 「ばばぁ〜。」 そこに、 「バイト代出たからツケ払いに来てやったわ。」 現れる翔太。 前へ |次へ |
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