《MUMEI》
最恐の能力者3-2
「はあ、良い天気。」惟は背伸びをした。
「本当。」葵李も背伸びをする。
バン
「な、何!?今の音。」
「銃声?」
「まっさか〜。それより、もう、七時だよ。帰ろ。」
「うん。」
・・・
ーAM02:30ー
惟は走っていた。
「(間違いない。あの音は銃声だ。それに微かに火薬の臭いがあった。それは銃の薬莢。)」
惟はたどり着いた。
そこには、何人かの青年の死体があった。
「何!?これ・・・。」
惟は携帯を取り出す。
「とにかくSPに連絡を・・・。」
「困るんだよな。そういう事されると・・・。」
背後から声がする。惟は恐る恐る振り返る。
「あなたは?」
「んなもん言う必要は無い。」
「あなたがこの人達を殺したの?
「だったら?」
「あなたを捕まえる 。」
「やってみろよ。」
「もちろん。」
惟は雷を放った。
しかし、それは少年の目の前で反射して自分に返ってきた。
「なっ!?」
惟は避ける。
「空気よ、砲弾となってこいつを殺せ!!」
「そんな。」
四方から惟に向かって行く。
「くっ。」
ザーン
「きゃー。」
ドサッ
「ぐっ、うう。」
「おら。どうした!!」
「うっ。」
惟はよろよろと立ち上がった。
「ほう。立ち上がったのは褒めてやる。だが。」
ズーン
地面が膨れ上がる。
「なっ、何!?」
ダーン
地面からマグマが噴き出す。
「嘘。」
「ジ・エンドだ。」
ズガーン
マグマが大爆発を起こした。

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