《MUMEI》

………………………………



翌日。



………………………………














「ちゃんと謝れよ。」



「は〜い…」



(つか謝んなきゃいけないようなことはやってね〜けど…)



昼休み。


ハンド部員4人は、
昨日に引き続き関谷の勧誘に向かっていた。



「ちょ、関谷呼んでくんない?」



峰田は教室入り口付近に座る生徒に声をかける。



「ん…」



教室を見渡す生徒。



(あれ…)



その段階で、
ユキヒロたちも気付いた。



「いないみたい。」



「どこ行ったかわかる?」



「いないことも今知ったんだからどこ行ったかなんて知るわけね〜じゃん。」



「…それもそうだな。」



「学校には来てんの?」



「うん。来てた。」



「ふ〜ん…
そか。サンキュな。」



ユキヒロたちは教室を離れる。



「どうします?」



「…授業終わったらまた来るか。」



「ん、了解っす。」

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