《MUMEI》 それから俺は、 美羽に一通メールを送った 会いに行きたかったけど 反省したから はい、いい子になります なんて奴なら、 きっと初めから こんなことしない もう自信がなかった 俺、無理なんだ 自分以外の人間を、 自分より大事にするとか "美羽、ごめんな お前をあんなにしたのは俺だ 美羽がいてくれなかったら 俺は多分、もっと狂ってた 美羽が犠牲になって 俺を支えてくれてた もっと、 早く気付けばよかった でもごめん、 迎えに行く自信がねんさ 俺にはお前を 幸せにできる自信がない また、繰り返すのが怖い 無責任でごめん 美羽、 頼むから幸せになって もう俺みたいな奴のために、 不幸にならないで 頼む 俺、一生祈ってるから お前のこと 一生思ってるから" 涙で、光る画面が歪む 美羽、愛してる そう最後に 付け足せるくらい 強い奴になりたかった 前へ |次へ |
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