《MUMEI》
天雷風山学園4ー4
「金慈、助けてくれ」
HiDSの無線で高摩が言ってきた
「助けてって言われてもなこっちだって攻撃はされてんたよそれに俺は近接攻撃専門だし、ちょっと待ってろ」
「お前、神風式落雷参式使っているのか?」
「ああなんで?」
「その武器は防御力を低くして攻撃力を上げる特殊武器だから弱い攻撃でも大ダメージを受けるんだ。だから余り使わないほうが…うわっ」
「なら一気に叩くか高摩、『もろて突き』で決める」
「馬鹿お前、遠距離攻撃相手にもろて突きはっ」
「心配いらないって」
金慈は猛スピードで敵のふところを突こうとする。
「!!」敵チーム二人は金慈に追跡ミサイルを大量に放つ
「反応が遅いんだよ」金慈はミサイルが当たるギリギリで避け、何も持っていない方の手で弾き飛ばした。
試合場にいる皆が驚きつばをのむ。
ボカーンと音が鳴る程の衝撃とともに敵チームの一人が吹き飛びもう一人に激しく衝突した。

ピーーー
試合が終了する。

<HiDS試合場入口>
「今日はありがとな金慈、明日にでも超能力の主任に頼んでおくよ」
「ああ、頼む」
「再テスト頑張れよ」
「おう」
こうして久しぶりのHiDSは終わった。

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「例の大魔術の準備はどうなった」
「はい、現在この魔術に必要なものを調達し終わり、御命令があればいつでも発動可能です。」
「よし、今から発動しろ。効果が出るのには時間がかかる」
「今からですか…了解しました。」

一週間後
金慈は再テストでAランクに戻ったためもとの部屋にいた。
今着いたばっかりだ。
「はぁ〜やっぱこの部屋じゃなきゃな〜ふっふっふさぁ始めようか『Power on』」
金慈がかっこつけてそう言うと部屋の壁3面がモニタとなった空中にも半透明なモニタが浮く
「コンニチハオヒサシブリデゴザイマス金慈様」
「おう、久々にいつものオンラインゲームでもすっかな」
するとゲーム画面が表示された。
「はぁやっぱ安心できるなこの部屋は」
そんなことを思いながらゲームに熱中する金慈であった。

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