《MUMEI》

麻木の戒めを解いて
はち切れそうな肉棒
を扱いてやれば、甘
い嬌声と共に飛び散
る白濁の淫液。


『う゛あぁぁーー』

歓喜の叫び声を挙げ
た後、うっとりとし
た表情で意識を手放
した麻木。


そんな麻木を目を細
めて見下ろす、相模
原父子。


『あーぁ、失神しち
ゃったね、センセ』

『ま、最初は、こん
なモノでしょうね』


二人は、互いに顔を
見つめ合い、言葉を
交わす。


『…で、剛史。随分
と気に入った様です
ね、二度もイケたみ
たいですし…』

相模原父が、ニヤリ
と笑う。

『…フン、親父こそ…
何時もより興奮して
たみたいじゃん?』

剛史も、負けじと言
い返す。


『嫉妬、ですか?』

『親父こそ…』

父と子は、吹き出し
笑いをした後、お互
いの額を寄せる。


『でも、一番は剛史
ですよ』

『俺の一番も親父だ
けだよ』


そう…この父と子は
お互いを一番愛して
いた。

しかし、二人共に…
生まれながらの攻め
体質で、お互いをど
うしても受け入れる
事が出来ないのだ。


それでもお互いを諦
める事が出来ない二
人が、悩んだ末に考
え出した方法、それ
は…受けを二人の間
に入れる擬似セック
ス。

甚だ虚しく歪んだ行
為であるが、二人が
愛し合うにはソレし
か道がなかった。

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