《MUMEI》

 








「1年3組下柳唯一と申します!矢野先輩のことが好きです!わわわたくしとお――つき合いをしてくらさい!!」








人気のない屋上で下柳唯一は人生初の告白とゆうやつをした。



言葉はカミカミ、テンパりすぎて目が回りそうになる










「……………え―っと」





唯一が今まさに告白した相手が口を開く…




「気持ちは嬉しいけどさ、俺レベルだともうちょい可愛い子が似合うし、あともうちょいふんわりした女の子がいんだよね―」


「……………………」








いかにもモテ男発言をするモテ男が髪を靡かせながら唯一に断言する。



サッカー部でも人気を誇る矢野泰…………

唯一の3ヵ月の恋は綺麗に散った。











「んじゃ、そろそろ家帰ってモンハンしたいから…………「ふんわりした女の子…?」








ユラリと黒い空気を背負いながら男に近づいていく…







「な、なに!?」
「知ってます?女はね、どれもこれも中身はオヤジとそう変わんないんすよ?みーんなみんなふんわりじゃなくベットリ…なんすよ?」

「し、下柳さ……ん??」

「あたしのお前に対する純情な3ヵ月をかえせやァァァァァァア!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」









唯一はおもいっきり矢野をぶん殴り絵になるほどの高さまで飛び、そのまま落下。




矢野は白目を向いたままピクリともしない。











「……………………………………………ちょっとやりすぎた??」





大丈夫大丈夫!私は悪くないと、心の中で呪文のように繰り返しながらポジティブに頭を向ける。




「ふぅ、さて帰ろう」

そう言って後ろを向いた瞬間、下へ降りる階段が設置してある屋根の上で………………









「………………………」









噂で聞いたことのある、鴉のような人間がニヤリと不気味に笑いながら








「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!?」







あたしを見ていた。

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