《MUMEI》

 







「うるさいうるさい。女は泣くか叫ぶか喋るしか脳がないのか?」

「………………………」

「おぉ、怖いか?俺が。いいぞその恐怖にまみれ引きつった表情…最高に愉快!」





そう言って両手を広げながらカラカラと笑う。


笑う姿ですら怖い。







絶対この人…………


「風上…先輩ですか?」

「おぉ!お前、俺の名前を知ってるのか!」







タンッ、と小さい衝撃だけで高さ2.5mの高さから落ちてくる。その行動に唯一はびくつく










「おい」

「は、はいぃぃぃぃ!?」





さっきより近距離で怖さも倍増、いろんなとこから液体が出てきそうだ


………………あ、ちょっと汚かった?










「クハハッ お前面白い顔して怯えるな!」

「……あの、人の顔を面白がるなんて酷いですよ?」

「人間は理解出来ないもの不特定なものに恐怖を抱く。そして俺はその酷く引きつり怯えた表情が大好きだ!!」




変態だ!!








両手で指をさす落に、変態確認をする唯一。










「……………ところで…あの、ここにいたってことは……見てましたよね?あたしの…………」
「あっさりフラれる様をか?」






グサッッ





「は、はい。そうです」








ズバズバ言うなこの人………









「なかなか面白味があった、殴り飛ばすシーンなんて腹が割れるかと思ったな」

「つまり爆笑していたと」








最低だなこの人……(泣)












「しかし足りない……」

「へ?」

「足りない。足りない。背筋を駆け巡るようなシナリオが足りない」










顔に影をつけながら言うもんだから――――




こっわぁぁぁぁぁぁぁッ!





何だよもうこの人怖いよ、ちょっと慣れたかな?とか思ったけどやっぱ怖いよ!

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