《MUMEI》 世界戦争15ー7 *更新*「くそっ、ちょっとヤベェな」 ゴッドスレイヤー帝国 帝王ザーギャス・ゼロザスは母艦超巨大移動帝都ゴッドスレイヤー号中央コックピット指令席で頭を抱え込んでいた。 ゴッドスレイヤー帝国母艦 帝都ゴッドスレイヤー号とは戦艦自体が都市となっていて宇宙を横断する最強の戦艦だ。 光と黄金に輝くこの船は北海道3つ分の長さで民間人も住めるようになっていてそのために戦艦が360°全方向、どの位置から攻撃されても対処できるように船のボディには無数を砲台がついていてゴッドスレイヤー帝国の他のエクセレントブラスター号と合体できる。そんな最強のゴッドスレイヤー帝国なのだが現在少しピンチな状況に陥っていた。 「どうするザーギャス?」 ザーギャスの部下であり親友のディスギル・リューガは聞く 「ああ、プラズマ量子砲も効かないとなるとな。しょうがねぇ『ダムガ』、エクセレントブラスター号及びレルカエスと合体するのにどれぐらいかかる?」 『敵の強力な電波妨害がありますから通信するには25時間程かかります。今のご命令を送信してもよろしいですか?』 ダムガというのはゴッドスレイヤー帝国最高の人工衛星で銀河連合のネットワークを束ねる役割が主である。 ザーギャスは頷いた 『了解しました』 「チッ、このままじゃ地球に間に合わないかもしれねぇ」 西日独立都市の中心、中心というだけあって高い建物でいっぱいだ。 そこに彼がいた。 「感知した日本人じゃないやつってテメェのことだな」 先早はポケットに端末機をしまい言う。 彼の目の前には日本の能力者ではない中国人だと思われる先早とたいして歳が離れてない感じの少年が道の真ん中にいた。 「僕の名はジョン・リー、中国中央超能力開発学校3年中国最強の能力者。 君は天雷風山市実力3位の先早 角威だよね」 「何故、俺の名を?」 「そして能力は元素変化だよね。だったら僕の能力でも勝てるかもしれないね。」 「パクリ中国の格下が俺に勝てるかもしれない?違うよな、勝てねェだよな」 「パクってなんかいないよ。だって中国中央超能力開発学校は独自の技術で僕の能力をベースに作り出された学校だもん。 今日はなかなかお手合わせできない日本の超能力者と闘うためにやってきたんだ」 「何、俺に殺されたくてノコノコとやって来たのか」 「殺せるのなら殺ってみたら?」 「ああ、じゃあ殺すけど言い残すことはないよなぁ」 「だから殺せないって」 「チッ、上等だよ…殺す」 暴風が吹き荒れた。 空気を裂くような暴風が衝突し合ってできた竜巻がジョン・リーを襲う。 「ハハ」 ジョン・リーは笑った。 竜巻はジョン・リーに触れることなく消えて無くなる 「風ねぇ〜」 そう言ってジョン・リーは姿を消した 「テレポート?」 「ここだよ」 ジョン・リーは先早の背後に居た。 超能力ではなく重い拳が飛んでくる ゴンッっという音がした。 先早は前に倒れ込む 「(何故だ?俺のXXXが効かない?)」 「どうしてって顔してるね。別に難しいことじゃないじゃん 君のXXXは水銀や硫酸なんかの有害な物質をベースに作った新元素だろう? だったらそのベースとなるものを予測していくつかの分解式を作っておけばいいんだよ。 この辺りで僕の能力を教えてあげるね。 僕の能力は量子変換、君の元素変化よりも強いと思うよ」 「量子だと…でも勝てるかどうかはわかんないよな」 「だから倒せるかもしれないなんだよ。そして殺されない、でもこの調子だと倒せるかな」 「図に乗んなよ」 「だって思ってたよりも弱いんだもん。んじゃあそろそろ殺るけど準備はいい?」 「だから図に乗ってんじゃねぇぞ!!こっちが手加減して抑えてやってるってのに。…もういい、どうでもいいわ。 マジで殺してやるよ」 前へ |次へ |
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