《MUMEI》
金魚な俺
『…綺麗な子』





俺をじっと見つめる、人間の女の子

瞳の色が、とても綺麗な色で

俺は恥ずかしくて、そっぽ向いて泳ぎ出した

『うん、この子がいい。すいません、この子ください!』


すぐに店員が来て、俺を水槽からすくいだす

俺は彼女に買い上げられた


俺は小さな袋に入れられて
彼女の家に行った

道中、女の子…俺のご主人は、何回も俺を気づかって覗いてくれた

俺は自分を心配してくれる彼女が嬉しくて、元気だとつたえるように

たくさん泳いだ

家につくと、すぐに俺を水槽に入れてくれた

水は新しくて、すこし鱗がピリッとした

『今日からここが君の家だよ…よろしくね、スバル』

うん、よろしくね
ご主人







俺は、金魚


 



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