《MUMEI》
天雷風山市2-2
6月16日
ーサイキックバトル・競技場ー
ここには何人もの生徒が集まっていた。
「それでは、これから、中等部・高等部合同サイキックバトル大会を始めます。」
ワーワーワー
そんな頃、惟は道に迷って右往左往していた。
ドン
「いったー。あっ、すいません。」
「ん、あっ、こっちこそ。」
「あの私、天空市から来た暁 惟です。えーと、競技場にはどうやって行けば?」
「神の手使い・・・。」
「えっ?」
「いや、何でもない。俺は龍寡 帝弩。案内するよ。」
「ありがとうございます。」
惟は着いて行く。
・・・
「ここだ。」
「ありがとうございました。」
「礼はいらね〜。んじゃ、またな。」
「はい。・・・ん?またな?」
惟が言った。が、そこにはもう帝弩の姿はなかった。
「あれ・・・。」
「ゆーい。」
「葵李。」
「なにやってんの?」
「ん、あっ、ちょっと道に迷っちゃって。」
「まったく。ほら、一回戦始まるよ。」
「うん。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫