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《MUMEI》 ｢ビーｯ!!｣ オフィシャルのブザーが鳴り響く。 (…タイムアウト？) (クロさんにしちゃはえぇな｡) 両チームがベンチに戻る。 ……………………………… 観客席。 ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢ん〜... まぁ頑張ってる方かな？｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢何言ってんのヤマトくんｯ!! あの秀皇に!! あの秀皇に勝ってるんだよ!?｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢つっても村木が速攻止めてるからな｡｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢あの調子じゃいつ逆転されてもおかしくね〜ぞ｡｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢恭介くんまで…｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢あくまでも速攻はシューター有利だからな〜｡ コース読み間違えたら1点｡ 村木はここまで良く抑えてるよ｡｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢もうｯ!! ちゃんと応援してよ!!｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢してるじゃん｡｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢してない!!｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢赤高は赤高で1年使ってるってハンデあるからな｡ ずっと使うってことはないだろうし､ クロがまだ勝負仕掛けてないってのも接戦の原因だろ｡｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢でも秀皇も1年生出てるんですよね？｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢あれは別格｡ 理紗ちゃんもあの1年が上手いことくらい見ててわかるっしょ？｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢そう…ですね…｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢つっても…｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… ｢所詮1年だけどな｡｣ ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ… 前へ |次へ |
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