《MUMEI》
神の手(ゴッド・ハンド)を超える力!?
なんと、惟は決勝まで進んでいた。
決勝の相手は、原丘 金慈。
「さあ、これより決勝戦を行います。前大会優勝者、原丘 金慈VS彗星の如く現れた天空市の暁 惟の対戦です!!」
ワーワーワー
「それでは、バトルスタート!!」
「まさか、あんたと戦うなんてな。」
「負けませんよ。」
「噂の神の手(ゴッド・ハンド)を見せてもらおうか。」
「行きます。」
惟の手から電撃が放たれる。
ズーン
金慈の目の前に氷の壁が現れた。
それによって、電撃がはばまれる。
「なっ、くっ。だったら!!」
惟は電撃を強くした。
すると、氷の壁に亀裂が走った。
「何?」
氷の壁をみると、一部が溶けている。
「なるほどな。そういう事か。電撃によって生み出される熱によって、氷をとかしたのか。」
「そうです。」
「・・・けっこうやるじゃん。」
「ええ。」
惟は磁力を使って砂鉄を集め、矢を生み出した。
「その砂鉄、邪魔。」
と金慈画面には言った瞬間、惟は熱気を感じた。
それと同時に砂鉄の矢が元に戻った。
「なっ。」
「 残念だったなー。」
「くっ。もう一度。」
しかし、今度は惟の手に砂鉄がつきすらしなかった。
「どうして・・・。!!こ、これは酸化鉄!!まさか、地面の温度を上げて砂鉄を酸化させたの!?」
「よく分かったな。」
「物体温度変換能力・・・。でも私が地面に触れれば。」
惟と地面に触れた。
「あっつ。どうして!?」
「俺の力は神の手を上回るからな。」
「そんな・・・神の手に防げないものがあるなんて・・・。」
「終わりだ。」

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