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《MUMEI》 第一章 ふとみた夢私はこの春、高校一年になった桐谷夏芽。勉強もスポーツもズバ抜けてできるわけでもなく、人気があるわけでもない。ただ明るいごく普通の高校生だ。 このころの私はまさかこんなことがホントに起こるなんて、想像もしていなかった。 「俺は一生、夏芽といるから。」 夢の中でふと若い男の人がみえた。 私は、この夢で起きた。 まだ、朝の6時。 毎日遅刻ばかりの私にとってはとっても珍しいことだった。 「あら、早いわね。」 「なんか、目が覚めちゃったんだよね。」 「こんな珍しいこともあるのね。」 「だね。」 「はい。」 と、テーブルに置かれた朝ごはん。早く起きたせいかいつもよりメニューが豪華だった。 「珍しい!いつもは、デザートなんてないのに!」 「今日はいつもよりぜんぜん時間があるから昨日買ってきた、ヨーグルトでも食べたらって思って。」 「ありがと。」 なんか、今日の朝はいつもより気分がいい気がした。 次へ |
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