《MUMEI》 戦争7月7日 惟と葵李は天雷風山市での研修を終え、天空市に戻っていた。 その頃、日本では大パニックに陥っている。 理由は天雷風山市とロシア連邦との対立によって戦争が始まったからである。 惟は韓国(西日)制圧軍として、韓国(西日)の光明に送り込まれていた。 「ここか・・・。」飛行機から降りて歩いて行くと、とても大きな戦艦があった。 「これは・・・。」 「これは移動式日本軍要塞、天空だ。」 後ろから声をかけられ振り向く。そこには高校生くらいの少年が立っていた。 「あなたは?」 「俺は先早 角威。」 「私は暁 惟です。」 「噂の神の手使い(ゴッド・ハンダー)か。追加招集だよな?話は聞いている。ついてこい。」 惟は角威について行った。 ・・・ 「ここがお前の部屋だ。」 「静かですね。」 「みんな休んでいるんだ。」 「先早さんは?」 「俺は疲れてね〜から。」 「・・・。あっ、そうだ。笹奈 葵李っています?私より先に来てると思うんですけど。」 「笹奈?ああ、伝達役の奴か?」 「伝達役?」 「そっ。その笹奈って奴の能力、テレパシーだろ?」 「はい。」 「その能力で俺らに作戦とかを伝える役目だったんだ。」 「だった?」 「ああ。昨日戦闘で銃弾を足に受けてな。当分安静だ。」 「そうだったんですか・・・。」 「以外に冷静だな。」 「死んだわけじゃないし、騒いでも仕方ないですから。」 「なるほど。」 これが先早との出会いだった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |