《MUMEI》
第三回 戦場は、マホロバの如く
国際皇帝在位、六ヶ月と六日、カトリック枢機卿の任を降り、国際法統治下における、専制国家を宣言した、直後、リビア問題を抱えた、国際皇帝は、突如、政権から、姿を消した。

米国の皇宮府は、今や、『王なき国』を、再現せざるを得ず、此等への事後対処に追われた、米国情報局は、スティーブン・エス・ヘルとして、野にいた私に毒殺を敢行、機知に富んだ日本公安局に救われる。

折しも、スティーブン・エス・ヘルとして逃れた私には、日本国からの国家公安局パスポートが、指示されていた。

同時に、ネットワーク市民権の獲得のため、すでに、小法廷を開催していた、私は、自らの出生の謎に突き当たり、存在理由を問われる事になる。

大挙してきた米軍は、NATOへのリビア砲撃を敢行しようと日夜、目を光らせていた。

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