《MUMEI》 物言わぬ木に宿る意思倒木工事のため、立入禁止 ひゅうっ ざわざわ… … ふみ… ッッッッッッッ あ、おはようございます野々原さん、今日もお見舞いですか? ええ、今大丈夫ですか? はい、いらっしゃると思いますよ。あら、そちらの方は…? 悠二君はふみちゃんの、えっと… 幼馴染みです、僕もふみの見舞いに来ました。 そうですか…ふみちゃんも隅におけませんね!こんなかっこいい幼馴染みがいるなんてー …あ、お見舞いでしたね。どうぞこちらで受け付けてください。 コンコン ふみちゃん?入るわよ? バタン ?!ふみちゃ… 僕、探してきます! バタン ふみちゃん… たったったっ… おかしい 院内は大体見て回ったのに… いない… 案内の人は入口でふみの姿は見ていないと言っていたし…一体どこへ? 聞きました?…近藤さんのご子息が息を引き取ったそうよ。 まぁ、ここも寂しくなるわね… … ?! まさか… ふみ! だん! ざわざわ… さわさわ… ここは 落ち着く、とても。 ひとの |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |