《MUMEI》
卒業式で
なあ、トナ…俺お前のことが好きみたいなんだ



  ッッッッッッ

始まりは入学式、ではなく卒業式だった

3月16日、実は俺の誕生日でもある卒業式当日に
俺は余裕で遅刻をしたのだった。

なんともマイペースな奴、と思っただろうが最後まで聞いてほしい。

実は卒業式の前日に半年間も発売延期されていたゲームがやっとてに入ったのだ。
その名もヴァイハン。
ハンターに迫り来るモンスターゾンビたちを、自らがカスタマイズした武器で倒していく…という、どこかで聞いたことがあるようなゲームだ。
ちなみに、発売延期されていた理由はただ単にグロいってだけ。
対象年齢の引き上げとかなんちゃら。
ま、そのグロさが売りなんだけどさ。
おっと.
話がずれたな。

しかし、
始まりという表現は曖昧だな…まあ分かりやすく言えば、そう、出会い?
うん.
なんかこういうとチャラそうに聞こえるけども、間違っちゃいない。
だってあいつと初めてあった日には変わりはないし。



そう

シドウのアホと。
ルルカのバカと。
キセヤの…野郎と。


もし
それぞれが別々に出会えていたならば
それはきっとこんなことにはならなかった。

でもそんなこと言っていても物語は始まらないし終わらない。

よかったら聞いてくれ
この馬鹿みたいな青春を
そして
俺の選択を


んでもって
できれば感想を聞かせてくれ。

ばかだなー、とか
なにそれー、とか

まー返答はめんどくさいからやらないけど。

では、本題に戻ろう。

あれは早咲きの桜が散る空のした…



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