《MUMEI》
弟殺し2‐1
『足りねぇ…足りねぇなぁ…』
次の獲物を探しに街に向かった
目的は、もう一人の弟を殺す為である
とん
『おい、テメェなにぶつかってんだコラ!!』
名前も顔も知らない不良に肩がぶつかった
そんな理由で喧嘩を売られた
どか!どか!どか!
不良は、複数で俺を袋叩きにし始めた
『おら!とっとと土下座して謝りやがれ!!』
リーダー格であろう、馬鹿面の不良が罵声を浴びせ続けた
『う…!』
からからん…
殴られた拍子に殺すのに使うナイフを落としてしまった
『屑のクセによぉ…こんな光物持ってんじゃねよ』
リーダー格がそれを拾おうとした時
ごきご!!
『うぉぉぉ!!!!』
一瞬間のにリーダー格の不良の腕の骨が砕けていた
『そいつに…触れるな…』
リーダー格の不良は、痛みの余りにもがき苦しんでいる
それを見た舎弟達は、一目散ににリーダー格の不良を見捨て逃げ出した
『やるしかねぇよなあ…お前が悪いんだぜ、生きたままさばいてやるよ!!』
ナイフを構える
『ひ、ひぃ、た、た、たすけて…』
不良は、泣きながら命乞いをし失禁する
じょろろろ
『きたねぇなぁ、もう死ねや』
ずしゅ!!ずしゅ!!!
ずりゅう
『グォエァアアァ!!』
声にならない悲鳴を上げ不良は、内臓を腹から出したまましんだ
ザァァァァ、ザァァァァ
先ほどより強くなる雨が壁やナイフに付いた血を洗い流してゆく

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