《MUMEI》
弟殺し2‐2
『たくよぉ…、あのクズのせいで余計な時間を使っち待った』
早く弟を殺したい…殺したい、殺したい、殺したい、殺したい………
カツ、カツ、カツ
『……』
誰かがつけて来ている、足音と気配は、分かるが、だが、振り向く気にならない、あくまで目的は、弟殺しであり、誰とも知らない尾行者では、無いのだから
『だけど…ここでやらないと、締まりがつかねえよなぁ…』
と、振り向こうとした時である
『兄貴ぃ、血の臭いがするよぉ』
『!!』
ゾッとした、背中に冷や汗を流した、そして何より恐怖を感じた
そいつは、殺したハズの一番下の弟の声だった
『俺や他の奴やったてさぁ、兄貴を満足させるのわぁ、無理だよぉ』
それだけ言って声も気配も足音全てが消えた

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