《MUMEI》
道路なき路
あの日、あの時、出会った道程は、遠い日差しを、抱え込みながら、遥か先の、昨日の日にと。

遠い日、夏の日、疑うよな日差しに、くぐもれおれる未来にと、栄光の日を教えてくれたから。

叶えられた、永遠の日々だけが、毎日の、ぬくもりの中、挨拶を、交わすたびに、埋もれた、懐かしき歌を。

あの夜の日に、歌い焦がれた、焦燥感の、甲高い声が、かすれるよな、疑うような、道程だけを、いつか、歌うよ。

そして、人類は、永遠の社会で、歌うたいたちに、かこまれながら、遠い日も、夏の幻も、永遠に、飾り咲き続ける。

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