《MUMEI》
初めての旅路
町を出た俺は、とりあえず、ここより東に位置する、ライフシティを目指すことにした。
「………あっちか。」
俺は、歩き出す方角を確認すると、静かに歩き初めた。
ライフシティは、町の人の噂によると、旅の疲れを癒すために、各方面から沢山の旅人が集まるらしい。 つまり、俺のように、旅を始めたばかりのやつにおすすめのルートを教えて貰えたり、旅の仲間になってくれるやつがいたりする、というわけだ。
「旅をする際の心得みたいなものも教えて貰えるだろうな。」
(だからライフシティは、始まりの町とも呼ばれるのかもしれないな。)

しばらく歩いていると、前方に小さな町が見えてきた。
看板が建っており、そこには、ライフシティと書かれている。
どうやら、旅の、記念すべき最初の町についたようだ。
「ここがライフシティ…」 看板も町並みも整っているきれいな町、そういう印象を受ける町であった。

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