《MUMEI》 戦闘激化!!惟が韓国へ来てから三日がすぎていた。 「さっさすがにこれだけの数じゃ私の神の手(ゴッドハンド)も…。皆さんは大丈夫ですか?」 「うーん、俺自身は余裕だけど負傷者の殆どは限界が近いみたいだね。いくら原子から負傷した部分を修復して出血した分の血を作り出したとしても一人一人のDNAが違うからさすがに計算しなきゃなんない。俺一人じゃ追いつかないよ。」 先早は言う。 先に送り込まれた超能力部隊やHiDSの部隊はやられて奇跡的に死亡者はいないが重傷者でいっぱいだ。 つい10部隊ぐらい前に日本語化の巨大空中要塞『天空』が墜落して現在惟達は一旦そこに逃げようとしていた。 「(葵李{あおり}…)」 墜落した天空には葵李が乗っていたのだ。 「おいっ暁、走れ。お前は先に行け」 先早が言った。 「えっどうして…!?」 「近くに日本人じゃない強力な超能力者がいるみたいだから俺はそいつを倒してから行く。」 「なんでわかるんですか?」 「面白いもんもってんだよ。」 先早は手に持った小型の浮かび上がる半透明パネル端末機を惟に見せた。 「この端末機は自分のいる周辺の能力者を感知してどこの能力者か、何の能力かの身元を分析する最近天雷風山市のSPに試験配布されたやつだよ。」 確かにパネルを出力させるための小さな長方形のところについてるボタンがSPのシンボルマークになっている 。 「えっ先早さんはSPなんですか?」 「まさかぁ〜、あんなかったりぃのやってらんないよそれに俺はどっちかというと不良さ。じゃあ、あとは頼む『天空』が墜落したのはソウルへ行く途中だよな。」 「そうですけど、気をつけて…」 「はっ、心配しなくてもいい。俺は天雷風山市実力3位だぞ」 先早は走って行った。 ーハワイー 「めんどくせえ。」 ゼウス(全能神)は歩いていた。 「そう言うなって。」 「夜斬。てめーはいったい俺に何をさせようって〜んだ?」 「だからハワイで苦戦している日本兵の援護だって。」 「なんで俺が・・・。」 「この島に送り込まれた能力者は俺とお前。それから銀夜だけ。あとは普通の兵士だ。んなわけで俺と銀夜だけじゃあ、戦力不足なんだよ。」 「くだらねえ。」 「そういうなって。行くぞ。」 「へっ。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |