《MUMEI》

 からん、からん
硬質的な音が辺りになり響く
ソレは一体何の音か耳を澄ませてみれば、それは
一つ、また一つと骨がおられていく音
痛みを感じるのは、全ての骨が折られてしまった後で
もがき苦しむその姿を見ながらも
何も感じる事が出来ないまま、唯々
その様を眺め見るしか出来なかった……

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