《MUMEI》
スタートは突然に
入場ゲート周辺にはかなり人がいた

ざっと五百人はいるだろう…

こいつら死ににきたみたいなもんだろ…


ワケ
有りの連中ってことか…
ゲートを通るときケータイとハンドガンを渡された…

おいおい
本物かよ…

やべぇ…

手と足が震えてる
手汗もびっしょり…


「ねぇ」


いきなり声をかけられたら!



年は十五歳くらい
短髪で体のラインは綺麗でスポーティーな印象を受ける可愛らしい女の子

「誰?」
少しうざったいように言葉を返す…

少しきつかったか…

「あ!いや!すいません!いきなり声かけられたらこまりますよね…」

「すいません…」

彼女は弱々しい言葉とともにどっかに行こうとした…


「ちょっと待って…」
「君、名前は?」

と声をかけてみたら彼女の顔が一気に明るくなった…


「えーと私、蘭っていいます!」

「そう…俺の前は夜って言うんだ宜しく」

ここぞとばかりの営業スマイルで彼女に微笑んだ


「で!蘭さんはなにか俺に用があるのかな?」

「蘭で呼び捨てでいいです」


「用ってのわぁ、あのちょうど私と同じくらいの年の人だったんで…一緒に協力しませんか?」

「悪い話ではないと思うんです!」


「どーです?」

なるほど…
一人で殺されそうな時
助けてくれるかもしれない…


それに精神的に安心できるか…

「ではぜひお願いします」


ビィー

遊園地のスピーカーから音がなった!


「では今からゲームを開始します!」

そしてゲームが始まった

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