《MUMEI》
夢4
あきらかに様子がおかしい。どうした?と聞く前に、どうしよう、財布も忘れちゃったみたい。と泣きそうな顔で俺を見つめる。そんな顔するなよ。理性が飛ぶ。俺だって持ってきてない。っといいながら、ポケットに手を入れて探した。あった。100円玉!サンキュー神様。これでみぃの機嫌が、機嫌?機嫌が悪くなるのは、かなの方か。こういう時みぃはどうなんだろう。みぃは半ば諦めてたのか、雑誌をいつのまにか読んでた。 みぃ、100円あった。足りる?と聞くと、足りない。と即答。やはり姉妹は姉妹か。と固まった俺に、クスリと笑い、私が持ってこないのが悪いんだよ。あきらちゃんの使っていいの?とニコニコ笑った。全く、つかめないやつ。100円を渡し、みぃ何買うの?と聞くと、アイス。楽しそうに選ぶのかと横目で見てると即決めた。すると、よってきて、あきらちゃん、これ食べれる?と元気に聞いた。俺はうん。みぃの好きなやつ買いなョとぼそっと言った。みぃはニコニコしてこれしか買えないし、と突っ込み握りしめた俺の100円を俺のポケットにまた入れて、あきらちゃんこれがいいと、またいった。なんだかねだられた感があり、買ってあげる感が新鮮だった。

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