《MUMEI》 絶望の1日目3日前から念入りに掃除機をかけた部屋で大学のレポートを書いていると玄関のチャイムが鳴った。 勝手に入ってこないところを見るとアイツではないらしい。そういえば先に荷物を送るとか言ってたな。 狭い廊下を抜けて玄関に出る、扉をあけると思ったとおりのクロネコ段ボールをかかえた宅配のお兄さんが来ていた。 荷物を受けとる。腰がくだけそうになるほど重くてデカい。しかもそんなのが4つもあった。アイツはどーゆーつもりだ? ひいひい言いながら段ボールを部屋まで運ぶと、ただでさえ狭い部屋が余計に狭くなった。 一体何入れてんだ、アイツもここに入ってんじゃないだろうな。 次へ |
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