《MUMEI》
第二十七夜 インタイム
チンチロリロリン。

しかし、まだ、秋ではない。

スズムシと言えば、昆虫は、強力な人類のライバルと言える。


如何様に扱われても、茄子や胡瓜で、ひた向きに生きる様は、まさに、夏の覇者に等しい。どこぞやらの師匠ではないが、夏に弱い訳ではない。(笑)。


因みに、蚊には、蚊とり線香が、効くが、最近、また、例の『鴉蚊』らしきものがいた。私の推測では、師匠の家、近辺に、住み着いているのではないかという疑いも、大きい。

其処で、撃退は、できないが、予測をしてみた。

蚊ゆえ、高いところが飛べないは、外れたが、所謂、冬虫夏草なので、夏には、世代交替をする。

その時に、水をすべて枯らし、全滅に追い込めばいい。恐らく、二階の水源。其処を、水捌けよくするだけですむ。これで、二年前にわいた、鴉蚊は、文字どおり、全滅するだろう。

出来れば、春過ぎ、初夏には、身の回りを片付け、その水源を綺麗にしたい。


此れが少なくとも、今年の最後の大仕事になるといいだろう。

夏には、静かに、スイカでも、食べたいところであり、秋以降までには、就職も見つけたいところである。来年には、フリースクール四年目を迎えるので、そろそろ、卒業したいとおもっている。

二千十三年は、是非、文学の年に、したい。


スズムシ・センチュリー(柊の家管理人)

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫