《MUMEI》 ストン 無事地面に降り立った山男は、クッションにした茂みの中にいる田中の下へと駆け寄る。 「ダイちゃん?ダイちゃん?」 「うぅ。」 顔をペチペチ叩いてみると僅かに反応はあるものの、意識が浮上してくる様子は無い。 「ど、どうしよ…ダイちゃん巻き込んじまった…」 意識の無い田中にどう対処したら良いのかと、オロオロとしていたら、真後ろから突然声がかかった。 「山男君?今の…何?」 「!?」 驚いて振り向いた先には、目を丸くした生田先生が窓を開けてこちらを見ていた。 前へ |次へ |
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