《MUMEI》

「というか、そんなもんどこに装備するんだ?」

「左手を改造する。常時ドリルでも構わない」

どこの宇宙海賊だよ、と突っ込むことすら呆れるほど男らしい事を仰った。

「ちゃんと掃除したらやってやる。一応外部パーツで取り付けれるようにするから」

「・・・分かった。じゃあ清掃範囲を教えて」

お、コイツはこんな釣り方出来るんだな。次から使おう。

「向こうの部屋全部って言ったら?」

「・・・今日中に出来るか怪しい」

マトモな返事だ。この辺は素直すぎるアイツと違って優秀だなー。

「明後日までにやってくれ。それなら余裕だろ?」

少女は頷き、スタスタと向こうに歩いていった。

「さて、続きだ続き」

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