《MUMEI》

15分くらいして広幸は戻ってきた
「これお前に」
さっき何か書いてもらってた紙を俺に渡してきた
書いてあったのは彼女のメアドだった
しかも下に
陽都君へ
岬より
と書いてあった
『これは?』
「あの子のアド、お前が『あの子可愛いな、アド聞きたいけどそんな勇気無いしな』て言ってたって言ったら簡単に教えてくれた、二十歳だって」

広幸よ
お前にはスカウトの才能が有るぞ
と思いながら有りがたくうけとっておこう

それから彼女とのメールが始まった
あれから2年
急に岬からメールがかえってこなくなった
何かあったのかと思いながら毎日メールをした
1ヶ月たってもメールは帰ってこない
それで俺は彼女の街に引っ越す事にしたんだ

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