《MUMEI》
終戦
「はあはあ。」
「どうした神の手使い(ゴッド・ハンダー)?」
「くっ。」
惟が電撃を放つ。しかし、アレスの前に金属の盾が現れ阻まれる。
「んなもん効かねぇっつーの。」
「そんな。」
「さてと、そろそろ終わりだ。」
惟の真上に大量の水銀が現れる。
惟は手を上に向けた。
しかし、水銀は突然、大きな岩に戻った。
「いくらテメーの神の手(ゴッド・ハンド)でもただの岩の重みは防げねえだろ。」
ダーン
「残念だったな。」
そう言ってアレスは背を向け立ち去った。
・・・
次の日、惟は先早によって発見されたが、とても重傷で、いつ死んでもおかしくない状態だった。
中国軍が惟の完治を待つわけが無く、また中国軍の攻撃が始まった。

暁 惟という守りを失った日本軍は苦戦をしいられていた。
「チッ!!(まだ昨日の疲れが・・・)新元素XXX!!」
しかし、その途中で先早は血をはいた。
「ガハッガハッ。チィィィ!!」
ダダダダダダダ
無我夢中でマシンガンを放った。
「くそ、キリが無い!」
「どうすれば!!」
『すまなかった。日本軍の諸君。』
どこからか声が響いた。全世界の日本人に向かって。
「何だ?」
「どこからだ?」
中国制圧軍が首を傾げる。
「あれだ。」
先早が言い、指差す。
それは空。そこに在るのは巨大な船。
『我らはゴッドスレイヤー帝国!!』
「まさか・・・天雷風山市と同盟を結んだゴッドスレイヤー帝国か?」
先早がつぶやく。
ゴッドスレイヤー帝国母艦 帝都ゴッドスレイヤー号とは戦艦自体が都市となっていて宇宙を横断する最強の戦艦だ。
光と黄金に輝くこの船は北海道3つ分の長さで民間人も住めるようになっていてそのために戦艦が360°全方向、どの位置から攻撃されても対処できるように船のボディには無数を砲台がついていてゴッドスレイヤー帝国の他のエクセレントブラスター号と合体できる。
「中部から下部までの全AL(アタックロスト)砲発射!!」

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