《MUMEI》
終戦Part2
ゴッドスレイヤー帝国による攻撃が始まった。
戦艦から放たれる緑色の光線は日本の敵とみなした人や兵器を次々と無力化していく。
無力化と言っても、殺しているわけではない。
敵が戦えないようにその武器を消しているのだ。
「これがゴッドスレイヤー帝国・・・。」
思わぬ助けに安堵した先早は倒れた。
「おい大丈夫か?」
近くにいた仲間がたすける。
この日、とうとう戦争は終結した。

「うん・・・。」
それから一週間が過ぎ、惟は目を覚ました。
「先早・・・さん?」
「おっ起きたか暁。」
「私・・・。」
「一週間ずっと寝てた。」
「一週間も!?戦争は?」
「終わった。日本が勝った。帝国のおかげでな。」
「帝国?」
先早は惟に帝国の説明をした。
ウィィィィン
扉が開いた。
「君が暁 惟だね?」
「あなたは?」
「私はザーギャス・ゼロザス。ゴッドスレイヤー帝国をおさめている。」
「そうなんですか?」
「そう、かしこまらなくてもいい。それより君はこの少年に礼を言うんだな。」
「えっ?」
「この少年がいなければ死んでいたぞ。」
「ザーギャスさん、それは言わないって・・・。」
先早が言う。
「この少年はずっと君についてその傷を能力で治したんだ。」
「そんなこと出来るわけが・・・。だって神の手(ゴッド・ハンド)に・・・。」
「だから、神の手(ゴッド・ハンド)の計算式をといたんだ。」
「そんな・・・。私、何て迷惑を・・・。」
「迷惑なんかじゃない。お前がいなきゃ今日まで日本はもたなかった。」
「でも・・・。」
「いいんだ。無事だったんだから。」
「・・・。ありがとうございました。」

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