《MUMEI》
たのしそう?
一応体育館の前には来た。あとはどのタイミングで入るかだ。

すると中でマイクを通して喋っている声が聞こえた。

今だ!

そう思ってドアを開けた。何人かに見られてる。

はずかしーっ!

小走りに自分のクラスを探す。確か1組だったはず…
それらしいクラスの最後尾に溶け込むことに成功した。


すると後ろの方で生徒が出ていくのが見えた。

あれ、終わっちゃった感じ…?
えっ

「せっかく来たのに…」
「寝坊?」

呆然と立ち尽くす実羽に尋ねる声が降ってきた。

見上げると身長160pはあるセミロングの女の子がこっちを向いていた。
超美人…

「ううん、違うんだ」
「ふうん?ていうか次HRだよ。一緒に行こう。」
「うんっ!!」

うわわわ…美人と友達になっちゃった!

「あ、私は南奈津(みなみなつ)。よろしく。」
「私は桜野実羽。よろしくね!」

自己紹介をしながら教室に向かう。

さっそく友達ができて明日からの学校生活が楽しみだと実羽は思った。

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